2023年10月13日公開の映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』を観た感想です。
映画館で何度も声出して笑いました。とってもおすすめです。
どんな映画？
2016年に日本テレビ系「日曜ドラマ」枠で放送された連続ドラマの続編です。宮藤官九郎脚本、水田伸生監督。連続ドラマは、「ゆとり世代」のアラサー男子3人が、仕事、家族、恋、友情に迷う、笑いあり涙ありの痛快な社会派コメディでした。そして今回、満を持して映画化。正和役の岡田将生、山路役の松坂桃李、まりぶ役の柳楽優弥をはじめ、安藤サクラ、仲野太賀、吉田鋼太郎らテレビ版でおなじみのキャストが再結集しました。
あらすじ
「野心も競争意識も協調性もない」と揶揄（やゆ）されてきた「ゆとり世代」の男たちも30代半ばに差しかかり、それぞれ人生の岐路に立たされていた。夫婦仲も家業の酒屋もうまくいかない坂間正和、いまだに女性経験ゼロの小学校教師・山路一豊、中国での事業に失敗して帰国したフリーターの道上まりぶ。働き方改革、テレワーク、多様性、グローバル化など新しい時代の波が押し寄せる中、ゆとりのない日々を過ごしながらも懸命に生きる彼らだったが……。
感想
めちゃくちゃおもしろかったです。何度も声を出して笑いました。リモート会議、Youtubeなどの時事ネタや、多様性やLGBTなどの社会問題をテーマにギュッとうまく詰め込んでいます。終始笑って楽しみながらも、社会問題を考えさせられる、素晴らしい社会派コメディドラマです。宮藤官九郎さんの作品らしく、ほろっとする人情部分もしっかりあります。
Z世代との対決も見ものです。私的には渋谷のハロウィンのシーンが痛快でした。主人公の坂間が、頭から血を流しているのに警察に気付いてもらえないのが、まるでチャップリンの名作映画を観ているような感覚でした。
ドラマ版を見ていなくても全然楽しめます。
オススメ度
9点／10点満点
3人がこの先の時代時代にどう過ごしているのか、これからも見続けたいです。5年ごとぐらいに定期的に続編を作ってほしい映画です。
