こんにちは。読書も大好きなオッシーです。
今日は「デジタル図書館(電子図書館)」をご紹介します。ネット上で本を借りて、スマホやタブレットで読むことができる「無料の電子書籍レンタルサービス」です。便利でお得でとってもオススメなので、ぜひ活用してください。以下に利用方法などをまとめました。
「デジタル図書館(電子図書館)」とは
従来の図書館で本を借りるように、各自治体のデジタル図書館サイトから「電子書籍」を借りられる公共サービスです。実際は、自治体から委託を受けた民間の電子図書館サービス業者が運営していることが多いようです。
2007年に東京都千代田区が全国に先駆けて開始しました。2023年10月1日現在の電子図書館導入数は、
- 実施自治体 520
- 電子図書館 415
です。(電子出版製作・流通協議会のHPより)
複数の自治体が合同で1つの広域電子図書館を運営している場合もあるので、自治体数より図書館数が少なくなっています。日本の市町村数が1,718なので、約1/3の自治体が導入している計算です。
実際のPC画面(豊中市デジタル図書館)
豊中市デジタル図書館(PC版)のトップページはこのような画面です。
スクロールすると…
いろんなジャンルの電子書籍がありますね。
子育て応援や絵本などもあります。
立派な電子書籍サイトです。
もちろんPCだけではなく、スマホやタブレットでも見ることができます。
利用方法(豊中市の場合)
ログイン方法
図書館の利用者カードを持っている人
図書館の利用者カードを持っていれば、すぐにデジタル図書館が利用できます。利用者IDとパスワードについては、公式HPの「ご利用ガイド」に掲載されています。
https://web.d-library.jp/toyonaka/g0108/guide/
利用者カードを持っていない人
まずは最寄りの図書館で利用者カードを作ってもらいます。その後、公式HPの「ご利用ガイド」に沿ってIDとパスワードを入力すれば、デジタル図書館が利用可能となります。
電子書籍の貸出点数・期間など
- 貸出点数:3点まで
- 貸出期間:2週間
- 予約点数:3点まで
- 取り置き期間:用意ができた日の翌日から7日間
となっています。
実際に借りてみました
試しにこんな本を借りてみました。
使用感は、有料で購入する電子書籍とほぼ同じですが、専用ビューワではなく汎用的なブラウザをビューワとして利用している点が少し異なります。
注意点は、「ストリーミング形式」となることです。一般的な買取型の電子書籍とは違って、端末にダウンロードはできません。よって、オフライン環境では読書できません。読書の途中で電波状況が悪くなると、ページを進められなくなります。また、Wi-Fi環境のない場所で読書する場合は通信量にも気をつけなければいけません。
雑誌も無料なのには驚きました。これがあれば有料の「dマガジン」や「楽天マガジン」が必要なくなる人も多いかもしれません。雑誌数はざっと180種ぐらいでした。
メリットとデメリット
メリット
デジタル図書館のメリットを調べました。
利用者のメリット
- 図書館に行かなくても貸し出し、返却ができる
- 24時間いつでも借りられる
- 重い本を持ち運ぶ必要がない
- 同じ本を多くの人が同時に読むことができる
- 文字サイズの拡大が簡単で高齢者に優しい
図書館のメリット
- 蔵書の保管スペースが不要
- 劣化しない、紛失しない
- 業務が合理化できる
といった感じです。
デメリット
調べたところ、デメリットもいろいろあります。
- 書籍数がまだ少ない
- 出版社にとっては本の販売機会が減ってしまう
- コンテンツ価格が割高で、自治体にとっては紙の書籍よりも高コストとなる
オススメ度
8点/10点満点
読みたい本がもしデジタル図書館にあれば、ぜひ活用したいですね。ただ、書籍数がかなり少ないようなので、もっと増えるのを期待したいと思います。
雑誌に関しては、有料の雑誌のサブスクに毎月払っている400円が節約できるのでオススメだと思います。